千里の道も一歩から

妊婦でもレアケースなつわり(重症妊娠悪阻)で入院し、色々対策した経験や、産後の日常などを書いていきたいと思います。

重症妊娠悪阻から抜け出したい!私の身体で検証したつわり対策について

今回はよだれづわり、吐きづわりで重症妊娠悪阻の診断を受けたあと、私が実際に試してみて効果があったもの・なかったものをまとめてみたいと思います。

私はこれらの対策によって体調を改善させ、妊娠19週からなんとか職場に復帰することができました。次回妊娠することがあれば、今度は早々にこれらの対策をして挑みたいです。

また、現在つらい思いをしている方にとっても何かの参考になればと思います。

 私のつわりに効果があったものランキング

  1. 冷えとり靴下とレギンス

    いきなり「いやそれは別につわりと関係ないのでは?」と思われそうなものですが、私にとって一番効果があったのは身体をあたためることでした。
    というのも夏の妊婦さんはつわりが重い、という記事を読んでおり、「なぜ夏は重くなりがちなんだろう→服装が関係しているのでは?」と考えたのですが、この冷え対策が思いのほか私には効果があったのです。

    それまでの私の格好は身体を締め付けると気持ち悪くなってしまうので、裸足にワンピース。加えて家にひきこもりでエアコンはほぼかけっぱなしという状況下だったため、特に下半身は冷え切っていました。妊婦さんが一番あたためなければいけない、と言われているところを冷やしてしまっていたんですね。
    着用により効果を感じてからは、だんだんと調子が上向き、後期に入る頃には腹巻も着用できるようになりました。もちろん1月末に出産する当日まで、ずっと4枚重ねで冷え取り靴下とレギンスは着用していました!

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    靴下:私は冷え取り靴下の841さんのセットをいくつか買って回しています。


    レギンス:同じお店のレギンスを買いました。マタニティ用にはできていなかったので、はさみをちょっと入れて緩くして使っていました(もったいなくて最初は綿100%のマタニティレギンスも使っていましたが、このタイプのもののほうが体調がよかったです)

    ちなみに冷え取りで特に改善したのはよだれづわりでした。身体が少し冷えるとよだよだ(と我が家では呼んでいました)してしまうので、効果のほどがわかりやすかったです。今お困りの方はぜひ試してみてほしいです。

  2. 無印良品の妊婦用パジャマ、マタニティウェア

    特にボトムスが優秀でした。無印良品のマタニティウェアはおなかを覆う部分が他の会社のものと比べかなりゆるやかで、なんとか着けられました。(痩せている方にはゆるすぎるかもしれません)
    私にとっては妊婦帯や腹巻も試したものの、吐いてしまって使えていなかったので本当に助かりました。

  3. 低カフェインの緑茶と、三年番茶

    飲めるものがすごく少なかったなか、なんとか飲めたのがこの2つでした。以前にも記載しましたが水分摂取量が少ないとつわりは悪化してしまうそうです。安定して飲めるものができたことで、つわりもかなり軽減していったように思います。


    妊婦さんに優しい低カフェイン緑茶ティーバッグ:低カフェインで、カフェイン値も書いてあるので一日の摂取量を計算しながら安心して飲めます。味はやや薄めの緑茶です。ポットで入れても後述の三年番茶よりは薄くならなかったかな…と思います。会社にも持って行ってました。


    オーサワの三年番茶:三年番茶はカフェインがかなり低いということで、こちらをよく飲んでいました。少しほうじ茶のような感じで飲みやすいです。私は貧乏性なのでポットで入れていましたが、かなり薄くなりますのでおすすめはしません。

  4. ツボ押しのリストバンド(シーバンド)

    つわりのツボに効くというリストバンドを楽天で購入し、お風呂以外は着用していました。つわりが重いときは正直、気休めという感じでしたが、調子が良いときは特に効いている感じがしました。(お風呂に入っていると気持ち悪くなったので) 

    シーバンド:私は仕事の時にも極力着けたかったので、マタニティ用のピンクではなく黒色の一般用を買いました。(「こんなの見たことないよ~!」と先輩には笑われましたが、許してくれる会社で助かりました)

    そのほか、グッズではありませんが半身浴も効果があったと思います。つわりがひどいと気持ち悪くなってしまうので体調が比較的よくなってから限定ですが、ゆっくり身体をあたためるとかなり違いました。

    また、逆流性食道炎と思われる症状がひどかったのですが、ひどいときは寝る前に牛乳を飲んでしばらく身体を起こしておくと、多少ましになりました。(すぐ寝るのはだめでした)


私のつわりには残念ながらあまり効果がなかったもの

  • プリンペラン(病院で処方される吐き気止め)

    先生からも「あまり効かないと思うけど…」と言われましたが、もう本当にびっくりするほど効きませんでした。というか飲むのもつらくて飲もうとして吐いたことが何度か…つわりに効く薬はないと痛感しました。

  • 太田胃散

    つわり中も飲めるものを探して藁をもつかむような心持ちで買いましたが、やはりプリンペランと同様に効きませんでした。

  • 漢方薬

    つわり中も(以下同文)薬類は私にはまったく合いませんでした…。

  • ビタミンBの錠剤

    つわりが軽度のうちは多少効果があった気がしますが、重くなってくるとあまり効果を感じられませんでした。

  • ハーブティー

    つわりに効果があるという触れ込みのものを買いましたが、そもそも喉ににおいが来て飲むのがつらく、そこまで効果も実感できませんでした。

  • ベルメゾンのマタニティウェア

    私にはおなか回りのゴムが気持ち悪くなってしまうか、生地が薄く、寒すぎて合いませんでした。何着か買ったものの結局ほぼ着れませんでした。たまたま私が買ったものが合わなかっただけかもしれませんが、個人的には無印のほうがよかったです。無印は安定期くらいだとおなか回りすかすかになりがちですが、それでもゴムで締め付けられないので楽でした。

  • 消臭剤

    外から入ってくる臭い対策に部屋中に置きました(今思うと狂気の沙汰レベルに臭いに敏感でした)が、特に改善せず…。こればっかりは部屋の構造が古かったのでどうしようもありませんでした。強いて言えばマスクを2重にすると多少ましでした。

他にもいろいろ試した気はするのですが、よく覚えているものは以上になります。特に冷えとりと低カフェインのお茶には本当にお世話になりました。

身体をあたためること、水分を(これもなるべくあたたかい状態で)とること、が私にとってはつわりの改善にとても役立ったと思います。